Keso de Bola とは、 「表面は赤いのに中は黄色い」フィリピンのボール型チーズ。転じて日和見主義者。       かつてお世話になった、現地の言葉で「灯台」と呼ばれるマニラ湾岸のスラムを、ガラス越しに。
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マニラ到着
 イースター・サンデーを控えた土曜の夜、フィリピンに到着しました。

 初めて、全日空便を利用。マニラに到着して、少し見ない間に空港ずいぶんきれいになったなーと思ったら、ターミナル3でした。セブ・パシフィック以外も運航しているのですね。
 空港で偶然、友人のTさんとに遭遇。「自分探しの旅」ってからかわれました。違いますって!

 空港からの道すがら、マニラの夜の暗さに、驚きました、こんなに暗かったのですね。東京が明るすぎるのですが、それにしても。バンコクよりはるかに暗いです。特にオスメーニャハイウエイ(国鉄線路沿い)、真っ暗で怖すぎます。
 あと、道を歩いている人たちの服装がカジュアルすぎることにも驚きました。久しぶりに見た、チネラス(ゴム草履)にだらだらのTシャツ・短パンスタイル。バンコクの人はこんな格好で外を歩きません。やっぱマニラって、違いますね。初めて来る人は、けっこう怖いことと思います。

 古き良き下町Sta Anaにある、今年1月に100歳のお誕生日を迎えたJessie Lichauco叔母さまの邸宅にお世話になっています。かつて、1年くらい住まわせていただいたおうちです。オバマ大統領夫妻のサイン入りのお誕生日カードがテーブルの上にごく当たり前のように置かれているようなおうちです(在フィリピン米国大使を通じて届けられたそうです)。

 ラジオからはイエスの復活の意味を説くフィリピン訛りの英語が流れていて、パシグ川の遠くのほうで爆竹が鳴り、ジープニーかトライシクルの音が響いています。
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by saging | 2012-04-08 01:42 | フィリピン(全般)
春休み
 突然ですが、3月末をもって、退職しました。
 もちろん、上司とトラブルがあったとか、もう永田町が嫌になったとか、日本政治に失望したとか、そんなことではありません。増税に反対だから、でもありません。(元)上司のことはいまも尊敬しているし、永田町は好きだったし、日々の仕事もおもしろかったけれど…まあ、いろいろあるのです。
 しばらくは何もしたくなく、春休み(東南アジアでは夏休み)だと思って、ゆっくりしようと思います。
 持ち帰ってきた残務もあり、まったく別の方面から翻訳の仕事をいただく幸運もあったりして、なかなか「ニート」にはなりきれないところですが、無職生活を楽しみます。

 無職生活1日目(日曜日)は、私物や書類を引き取るために朝、永田町まで走り、それらをタクシーで自宅に運んでから、自転車で出かけ、ちょっと外濠を走って、千鳥ヶ淵にも寄って、桜のつぼみでほんのわずかに奥ゆかしく紅色になった木々を眺めて、夕暮れまで、神保町の古書街を散策してきました。b0031348_0182662.jpg
 写真で撮るのは難しいのですが、咲きはじめる直前の桜の木々の薄い色づきは、本当にすばらしいものです。


 無職生活2日目(月曜日)は、記念すべき、久しぶりの平日のお休み。自転車で川崎市の鶴見まで行きました。
 10時に自宅を出て、まず向かった先は赤坂~虎の門~六本木。前の職場から徒歩圏内の大好きなエリアなのですが、前職ではせいぜい上司の支払いをするくらいでしか行ったことがなく、また、休日は別世界のようになるエリアですので、ぜひ、平日の昼間にゆっくり行ってみたかったのです。
 坂道は厳しいものの、平日の昼間に都心でサイクリングをする贅沢を噛みしめました。
 お昼どきになり、赤坂~六本木の道路に一斉に勤め人と思われる人たちが出てきたとき、心の底から、解放感を覚えました。私はもう、ここを歩いている、「日本の中心地で労働している人たち」、「日本の中心地で生産している人たち」とは無縁なんだな、と思って。(実際は、私は永田町勤務中、ランチで外食などしたことがなく、議員会館の地下の食堂ですら、一度も食事をしたことがありません。昼食はお弁当かパンを持って行って、スケジュールの空いたときに5分以内で食べるのが当然と思っていました。)
 そのまま、お昼どきで人通りの多い芝浦~品川のオフィス街を抜けて、お昼休みの会社員と思われる「生産している(productiveな)人たち」を眺めて、海岸通り沿いに南下を始めました。
 目的地は、JR鶴見線の「海芝浦」駅。とても尊敬している神奈川出身の友人に教えてもらったスポットです。海の上に浮かぶ駅だそうです。
 芝浦からすでに港湾エリアが見え、テンションは急上昇。途中、大井競馬場の近くに美しい公園があったので立ち止まり、自転車をちょっと置いてジョギングしてみたり、京浜大橋の美しさに夢中になっていたらうっかり京浜島にたどり着いてしまったり。私は港湾風景と河川敷と昔ながらの工場風景が大好きなので、湾岸の道路はひたすら魅惑のエリアでした。(そういえば、マニラでの私の調査地も、港湾エリアか河川沿いばかりでした。)
 京浜島を脱出し、昭和島~大森に出たものの、住宅街の中で迷ってしまい、産業道路(この名前にもしびれます)に出ればいいものを、なぜか、糀谷から蒲田へ。京急線に沿って(=第一京浜を)走ればいいと思い込んでいたのです。後でよくよく地図を見ると、ものすごく遠回りでした。
 多摩川を渡るときに嬉しくてまた土手に寄り道してしまい、鶴見線「国道」駅(すごい名前ですが、駅舎もすごい)に到着したときには14時を過ぎていました、そこで初めて時刻表を見て、本数の少なさに改めて驚きました。あえて事前に調べていなかったのですが、海芝浦行の到着は1時間半後。
 自転車ですので、時間つぶしには事欠きません。先の新芝浦駅や安善駅まで行って時間をつぶし、浅野駅から待望の鶴見線に2駅だけ乗って、海芝浦まで行きました。
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 春休みですが、駅も車内も、とても静かでした。浅野駅には太った猫が3匹もいました。
帰りは、ほとんど信号機のない産業道路を飛ばして、途中、また大井競馬場付近に寄ってから旧海岸通に出て、三田~麻布十番~六本木~青山の上り坂を耐えて、新宿区に帰ってきました。ひたすら平坦でノンストップで存分にスピードを出せる鶴見~品川間や海岸道路での数時間よりも、人が多くて坂と信号だらけの都心の数十分のほうが、はるかに疲れるものでした。
 軽量で高速、軋むことすらしないブリジストンの愛車も、久しぶりに本領を発揮できて、喜んでくれたと思います。いつも新宿区や千代田区ばかりでは申し訳ないので。18時半、私が四谷のジムに帰り着き、ジャグジーで身体をやすめてこの世の幸せを噛みしめているあいだ、愛車は同じく四谷の自転車屋さんでメンテナンスをしてもらいました。
 都内も川崎も、桜はまだ0.5分咲きくらいで、空気もひんやりしていて、昨年の今頃よりも寒いくらいでした。が、サイクリングには最高の気候です。ランニング用の半袖シャツに薄手の(風を通す)長袖パーカー、冬用のランニング用サポートタイツとランニング用のシューズ。不安定な季節なのでそのほかにも着替えを持っていましたが、結果的には着替えの必要もなく、ベストの装備でした。
 毎日ジムで運動していても、あんなに気持ちよく感じたのは久しぶりです。脚の疲労など、まるで感じませんでした。冷えた風がとても心地よく、まるで、さんざん泳いだ後に上がった砂浜みたいで、あるいは、最高のダイビングを終えた後に上がったボートみたいで、ひたすら気持ちがよくて、いつまでもどこまでも走っていられそうな気がしました。


 無職生活3日目(火曜日)は、日本全国で暴風雨が予想されていた日。朝のうちにジムに行って、がらがらのプールで泳ぎました。このプールからは、中央線と総武線が見えます。朝の出勤前、7時~8時台に泳ぎ、最後にコースの端でストレッチをしているときに、2分と間を置かず走る電車の満員ぶりがプールの中からもはっきりと見えて、そのたびに、あの空間を耐えなくていい自分の幸福に心から感謝し、少々家賃は高くても、どこへでも自転車で行ける都心に引っ越してきて、本当に良かったと思ったものです。
 お昼頃、その中央線に乗って、フィリピン研究のY先生にお会いいただくために、西荻窪へ。お天気が良ければ自転車で行こうと思っていましたが、さすがに断念しました。といっても、平日の昼間の中央線は決して混んではいませんでしたが…。
 夕方は「台風並みの暴風」が来てしまったので、自宅にこもって、12月に通販で買ったレンジ台付のキッチンキャビネットを組み立てました。決して難しいことではないのですが、まとまった時間が必要な作業なので、買ったまま3ヶ月も放置していたのです。…3時間で完成し、これまでキッチンに散らばっていたいろいろを収納し、11月の引っ越し以来開けていなかった段ボールも開けて、片付けました。ずっと飾ることができなかったタイの食器やインテリアにも定位置ができました。少なくとも、これで気兼ねなく人を呼ぶことができます。ご近所の皆様、ぜひ遊びにいらしてください。


 無職生活4日目(水曜日)は、目黒でリラクゼーション・サロンを経営する友人Mさんと恵比寿で海南鶏飯(シンガポール料理)のランチをしたあと、早咲きの桜のあふれる目黒川沿いを散策し、目黒雅叙園を見学。そして、Mさんのサロンで、タイ古式マッサージの復習をさせてもらいました。プロのお店とプロの身体を使わせてもらって復習だなんて、なんという贅沢。
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 夜はもちろんジムに行って、その後、友人Iさん(男性)に、以前からどうしても行ってみたかった、新宿某所の「立ち飲みの焼鳥屋さん」に連れて行ってもらいました。ああいうお店って、男性と一緒でないと行けませんから!


 無職生活5日目(木曜日)は、国際交流基金のライブラリへ。我が家から自転車で10分もかからないのですが、平日しか開いていないのです。目当ては、20年前のフィリピンのミュージカル、「エル・フィリ――愛と反逆2部作」のDVD映像。昨年5月に国際交流基金のイベントでこの映像を観て以来、すっかり虜になってしまった私は、昨年8月、半日だけの夏休みがもらえたときに、先方に懇願して、本来はライブラリ所蔵のものではないDVDを特別にライブラリで視聴させていただきました。しかし、全編で5時間もあるので一度には観ることができず、「次に平日に休めるときがあったら真っ先にあの続きを観に行きたい」と思い続けて早8ヶ月。
 エル・フィリ、やはり最高でした。喉から手が出るほど、自宅にあの映像のコピーがほしいです。朝に夜に、あの美しいミュージカルをずっと観ていたいものです。


 明日は、無職生活6日目(金曜日)。いよいよ桜も満開でしょうから、外濠~靖国神社、千鳥ヶ淵、上野公園を自転車で走り、大好きな千住まで行って、荒川をサイクリングする予定です。


 そして、土曜日からは3週間、フィリピンに行ってきます。懐かしい友人たちとの約2年ぶりとのおしゃべり、可愛い洗礼子との再会、久しぶりの調査、2年を迎えるアキノ政権での変化を見ること、そして、大好きなドゥマゲッティを拠点としてのアポ島やダーウィンでのダイビングが、楽しみでなりません。ジープの初乗りが何ペソかわからないし、FXの乗り方も忘れてしまいましたが…、きっと、フィリピンはそんなには変わっていないはず。私自身もそんなに変わっていないし。
 行きはお土産でいっぱいですが(日清のシーフードヌードルも一箱買いました)、それを抜いてしまえばスーツケースはガラガラ。フィリピンから必要な書籍などがある方は、どうぞ個別にご連絡くださいませ。


 写真は、目黒川の桜です。
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by saging | 2012-04-06 00:27 | その他