Keso de Bola とは、 「表面は赤いのに中は黄色い」フィリピンのボール型チーズ。転じて日和見主義者。       かつてお世話になった、現地の言葉で「灯台」と呼ばれるマニラ湾岸のスラムを、ガラス越しに。
管理人sagingより
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移転のお知らせ

このたび、1年半くらいお世話になっていたYapus! のウェブ日記サービスの利用を中止して、このexblogへ移行することにしました。exblogを選んだのは、Operaユーザーの私にも見やすく、かつ、簡単にスキン(背景)の編集ができるからです。
このスキンで使用している写真は、私が2003年に筆舌に尽くしがたいくらいお世話になった「マニラの灯台」こと、マニラ市PA地区です。実際に灯台があることから、タガログ語で「灯台」を表す名前が付けられました。マニラ湾沿いの港湾地区の一部で、現地ではそれこそ「最低のスラム」と呼ばれ、殺人・犯罪事件の温床とされ、政治的な意味でも各方面に非常に有名です。ここの貧しい人たちが、政権からも反政権の諸勢力からも、街頭集会やデモのたびに動員されているというのは紛れもない事実です。彼らがそのたびにお金を受け取っているというのも、この地が臓器売買のメッカであるというのも真実です。それでもここは、私にとっては、それこそ「足を向けては眠れない」くらいに、原点であり、いつ何時も忘れられない場所です。残念ながら、2004年選挙以降はPA地区の治安は悪化の一途をたどり、いまや私も一人では出入りできない状況となっています。しかし、どんなに犯罪が多くても、PA地区の住民の多くは、貧しくても確固たる信念を持っていて、正義の意識を持ちながらも犯罪者にも同情的で、政治的な信念もはっきりしていて、金のためにはシビアに「動員された振りをする」ような、きわめてしたたかな人たちだと私は思います。

なお、ブログのタイトルとしているKeso de Bola とは、「表面は赤いが中は黄色い」フィリピンのボール型チーズ(写真参照)、…転じて、日和見主義者を意味します。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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by saging | 2005-10-18 02:11 | 当サイトについて
置いていかれる
2週間前に、マニラから帰ってきました。
怒涛のような3週間のマニラ滞在。いや、たいしたことはしていないのだけれど、久しぶりのあの気候と渋滞と汚染の中、1日に3つ以上のアポをこなせたりすると、それだけで無性に充実感を感じて、勝手に自己満足してしまうのだ。今回、初めてまともにPCに入力したフィールドノートを読み返すと、別にたいしたことをしていないのは明らかだ。連日の雨と、そのたびに乗りにくくなるジープニーと、そのたびにひどくなる渋滞と、そのたびに活発化する(ような気がする)ゴキブリと、そのたびに汚くなる道路と、そのたびに汚れる洋服(しかも乾くのに時間がかかる!)にうんざりしてしまった。雨季ってこんなに疲れるものでしたっけ? 私の免疫が落ちている?
極めつけの出来事は、調査地へのお土産にと日本から持ってきたお菓子をハンカチに包んで布製の鞄に入れておいたら、一晩のうちにネズミが侵入、お菓子の包み紙はハンカチもろともに噛み切られ、中身が喰われてしまったこと。ハンカチは細切れになっているし、鞄は食べかすで大変なことになるし(決して巨大ネズミではなく、体長7センチくらいの小さいネズミです)…以前なら絶対に食べ物は冷蔵庫で保管していたからこんなことは決して起こらなかった。食べ物をその辺に出しておいてはいけない、そんな初歩的なことも忘れるなんて。ネズミに食べられたこと以前に、生活力がどんどん落ちていることがショック。布製の鞄を洗うが、手洗いで洗濯するのも下手になってしまった。2年前は雨季でも真夏でも構わずスクワッターエリアに寝泊りしていたのに、いまでは雨が少し強くなると、スラムを歩き回ることすら躊躇してしまう。確かに私は堕落している。相変わらず雨の漏るPhilcoaで暮らしておられるWataruさんに、だいぶ置いていかれてしまった気分。

もうひとつ、「置いていかれてしまった」と思う理由は、一部の方々にはお知らせしましたが、来年度からの自分の身辺変化について。どうも私は、自分を育ててくれたはずのフィリピンの「弱者」を「食い物」に、「よいとこどり」をして進んでいる気がする。もう、進んでいるのだか、置いていかれているのだか、それすら定かではない。

帰国後、その「よいとこどり」のひとつとして先月紀要に投稿していた論文の査読結果が返ってくる。結果は、条件付き採用。初めての投稿論文とはいえ、かなり厳しいコメントが添えられていた。そもそも、修士論文もいまだに不完全なままなのに、こんなことをしていていいのだろうかと思いながら修正をして、やっと提出。

そうこうしているうちに、今回マニラでおこなった調査のまとめはちっとも進まないまま、実はもう一本の投稿論文の締め切りも月末に迫っている。

今日は「気分転換のため」、マニラのディビソリアにあるTutubanMallで手に入れたDVDを観てしまいました。昨年アメリカで公開された「人形劇」映画、"TEAM AMERICA☆WORLD POLICE."

オフィシャルサイトはこちら。
http://www.teamamerica.com/

このサイトもすごいけれど、噂どおり、もう、ストーリーなんてどうでも良く、単純すぎて面白い。ほとんどがギャグから構成されていて、R指定で、よろしくない言葉とブラックジョークが満載。SOUTHPARKより、はるかに刺激的だった。風刺映画だけれど「社会派」なんかではなく、間違っても『華氏911』などと比べることはできない。というか『華氏911』自体も風刺されている。途中から一緒に観はじめた私の両親は、英語がわからないにもかかわらず人形の動きだけですでに面白いと言っていた。日本でも上映中らしいけれど、どんな邦訳がついているのやら。

日本語版のサイトはこちら。
http://www.teamamerica.jp/

とにかく、とてもよい「気分転換」になりました…。このほかに、「ハ○ルの動く城」と「平成○合戦ぽ○ぽこ」のDVDも買ったので、近いうちに観ようと思っている。いずれも英語吹き替え版。でも、日本のアニメを、原作より先に英語版で観るのはいくらなんでも邪道?b0031348_22525538.jpg
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by saging | 2005-10-08 22:49 | フィリピン研究